空き家の残置物から考える地域産業

REYOOはものづくりの聖地、燕三条を主拠点として活動しています。
空き家の残置物には、燕三条地域ならではの回収品も多く、
大切にされすぎてしまい、箱に入ったままで残されているものも少なくありません。

そこで、わたしたちはこの地域でものづくりをしている作家さんに、
もう一度品物へいのちを吹き込んでもらうことで、
再び必要な方の手に渡り、”日常品”として使ってもらえること、
一度人の手に渡った”中古品”だからできる、
アップサイクルという面白さを伝えたいと考え、
REYOOのコンセプトに共感いただいた作家さんとコラボすることにしました。

第1弾は、鍛金作家の光延咲良さん。

【COLLABORATION STORY byREYOO】

何気ない風景の中に置かれた作品によって、
新しい交流や循環が生まれる場の創造に意識を向け、
人と関わるための「うつわ」を制作している光延さん。

作品である一方で、”日常品”であること(カジュアルに使ってもらうこと)を大切にする彼女が、
REYOOの商品にいのちを吹き込みます。
これを機会に鍛金や金工に興味をお持ちいただけたら嬉しいです。

鍛金作家_光延 咲良

光延 咲良(みつのぶ さくら)
福岡県久留米市出身
長岡造形大学美術・工芸学科卒業

福岡から新潟に移住し、鍛金作家として活動。作るものを「うつわ」と捉え、使い手・作り手・「うつわ」の関係性を探る。 近年は宗像みあれ芸術祭や小須戸ARTプロジェクトに参加し、使い手や地域と密接に関わるものづくりを展開する。

Instagram
https://www.instagram.com/mitsunobu_0113

【COLLABORATION STORY by光延咲良】

福岡の実家には鍛金で作られた急須も、
彫金で飾られた茶托もない。

金属工芸が身近な新潟独自の文化だと感じる。
残置物の茶托を見た時に、
こんな素敵なものを日常に取り入れることができれば、
暮らしの中の小さな幸せがうまれるだろうと考えた。

それぞれの生活に沿うように、
用途を指示せぬ「うつわ」として再生を行う。


1つ1つ茶托の錆や塗装を剥がし、
手作業で磨きあげ、再着色を施す。

着色は伝統的な方法で行い、
使い込むことで艶や色合いが増し、
使い手だけの特別な「うつわ」へと育っていく。

言葉通り唯一無二に仕上がり。

作家の願いのように、元々は茶托ですが、
使い方にとらわれずお使いください。

滑らかな質感と、金属のうつくしい輝き、
まるで空模様の様なグラデーション。
この色合いから、
「新月」「宵」「薄明」「夕焼け」と名付けました。

作品ひとつ、ひとつに作家直筆サイン入りの
のし紙をお付けします。